オーストラリアの季節
北半球(日本、アメリカ、ヨーロッパなど)に住んでいる人にとっては、オーストラリアが南半球になるため、季節が逆になることを頭にいれておきましょう。北半球が冬ならば、シドニーへは夏服を持って行きましょう。
オーストラリア北部ははっきりとした2つの季節で構成されており、大体11月から4月まで湿度が高い雨の多い季節、4月から11月までは亜熱帯性の比較的暑い、乾燥した季節になります。
梅雨の秋: オーストラリアの季節に関しては、秋になるとシドニーでよく雨が降ります。
3月、4月、5月は平均して各月に12日くらい雨の日があり、その他の時期には7日から8日ほど雨の日があります。雨量は比較的少なく、春は1ヶ月に2.8インチ(7.1cm)くらい、秋は5.3インチ(13.5cm)くらいでしょう。雨の日には傘、小雨の時にはレインコートなど何か羽織るものがちょうど良いでしょう。
オーストラリアの気温: 狭い範囲での気温の変化が特徴です。
オーストラリアの気候は平均最高気温が狭い範囲の中で上がり下がりする、ユニークな性質があります。
例えば、シドニーでは平均最高気温が冬だと16C(60F)くらい、夏だと26C(78F)くらいです。シドニーの平均最低気温は冬では8C(46F)、夏では18.5C(65F)程度になります。
これはオーストラリアの天気が、シドニーでは気温が8C(46F)より下がらず、また26C(78F)より上がらないということではありませんが、どのような服を着れば良いのか、ひとつの良い目安となるでしょう。
夏にあたる12月、1月、2月は薄手の軽いものを、冬にあたる6月、7月、8月はしっかりした厚手のものが良いでしょう。ただし北緯よりになると一年中夏日のところもあります。
オーストラリア 服装: オーストラリアではその場所の気候や、行き先の観光場所、スポーツやレジャーによって、服装を変えましょう。
しかし、実際にどんな服装を来たらよいのか迷ってしまうところですが、通常はカジュアルな服装が一番良いでしょう。
オペラなど見に行く時は、ジーンズなどのカジュアルな服装でも周囲から場違いだと見られることはありませんが、人によってこうしたアクティビティは、数少ないドレスアップできる機会でもあります。
シドニーのスターシティ( Star City)、ホバート(Hobart)のレストポイント(Wrest Point)など、オーストラリアのカジノを訪れてみたいと考えているなら、汚い格好でない限り、ジーンズなどのカジュアルな服装で十分です。
シドニーの季節: シドニーの年間平均気温です。訪れる際はご参考に。12月から4月は日中は平均20度くらいで、5月から涼しくなり始め、平均気温は日中20度以下です。6月から8月は10度以下になる日も出てきて、日中は16度くらいです。9月から11月は10度以上20度以下の肌寒いですが、過ごしやすい気温です。
シドニー 気候
シドニーでなかなか当てにできないものの一つが週間天気予報。ずらっと並ぶ晴れマークを信頼して洗濯の予定を立てるのですが、これが見事に外れたりします。また、一日の天気も本当に忙しいので、折り畳み傘を携帯することをお勧めします。
晴れから突然、土砂降りになり、そしてすぐ晴れに逆戻り。曇って晴れてまた曇り。目まぐるしく変わるのがシドニーの天気といったところでしょうか。天気雨で虹がきれいに見えたりもします。シドニーで初めての虹はなんとダブルレインボー。私のカメラは高性能ではないのでうまく写真に収めることができませんでしたが、とてもきれいでした。ちょっと感動もの。
そんな気まぐれなシドニーの天気。太陽光に包まれた朝を迎え、気持ち良く洗濯をし、外に干して出かけたりすると、昼頃に大雨なんてことが多々あります。洗濯物のことを思って一気に気分が滅入ってしまうことも。もう一度やり直せばいいだけなのですが、それまでのお日様がもったいない、なんて考えてしまいます。けれど、ここオーストラリアでは洗濯物が雨に濡れても気にしない、という人が少なくないように感じます。
突然の雨に慌てて洗濯物を取り込む姿を見たことがありませんし、雨が何日も降り続いても物干し竿にびしょ濡れのままなんて光景。ちなみにオーストラリでは洗濯物を干す場所が決められています。公共の美観を守るため、人目につくところに干してはいけない決まりに。
また、日本のように洗濯物を干すという文化が薄いようで、その代わりに乾燥機が普及しています。オーストラリアは日本に比べて乾燥しているので、冬のどんよりした天気でも洗濯物が乾きます。それはつまり、お肌にとってはとてもよくない状態ということの証。
乾燥を嫌う人にとっては、保湿クリームはかかせません。全身を保護していないとカサカサ。特に冬のシャワー上りは時間との勝負、というのは大げさでしょうか。
とはいえ、日本の梅雨のあのうっとうしいジメジメ感に悩まされることは、ここシドニーにはありません。湿度が低いという点では本当に快適。夏の日差しはギラギラと容赦ないですが、ムッとする暑さからは解放されています。
日本の都市にありがちな、アスファルトからの太陽熱の反射と、乱立するビルの外の室外機の熱、さらに湿度による三重苦で息をするのも大変という暑さを、シドニーで感じたことはありません。ただ、紫外線量は日本の3倍とも5倍とも言われているように、とても強烈です。そのため建物などからの反射光も目を刺すよう。白い壁の近くや道を歩く際は本当に眩しいです。
外出する時はサングラス・帽子・日傘・日焼け止めで肌や目をガードすることが欠かせず、もはや当たり前。オーストラリアでは、親が子どもに日焼け止めクリームを塗るのが義務付けられています。子どものころから肌を保護していないと、年を重ねるごとにそれまでに蓄積した紫外線量が牙をむきます。
実際オーストラリアでは皮膚ガンが深刻な問題になっています。つい最近もオーストラリア出身のハリウッド俳優が皮膚ガンの手術をしたばかり。彼もそうですが、国を挙げて皮膚ガンの予防を訴えています。一般的に紫外線量が多いと言われている10時から14時は、肌や目のことを考えるとできれば外出を控えたいところ。
ですが、ボンダイやマンリーなど素敵なビーチがそこかしこに点在しているシドニー。そんなビーチに繰り出すのが醍醐味であり、肌を焼くのも楽しみの一つであるのは確か。その時間帯を避けるという方が酷ですし、結構難しいのが現状なので、しっかりと肌を守りたいもの。
洗濯物を干す時でも日焼け止めクリームはもちろんのこと、帽子とサングラスで完全ガードするマメさも必要なのかもしれません。日本の紫外線もなかなか強いですが、その紫外線の数倍と考えれば、けっして侮れない。
ところで、シドニーにも四季があります。ファッション好きの方にとっては、さまざまなオシャレを楽しめる国の一つ。ただ、一年を通して日中と夜との気温差があることは頭に入れておいた方がいいでしょう。特に季節の変わり目である春先と初冬は、寒暖の差が激しく風邪をひきやすい時なので
体調管理と体温調節には気を付けたいところ。
毎年、変動はありますが、平均してシドニーは冬でも日中は18℃くらいまで上がり、夜は5℃くらいまで下がります。また、夏は最高気温35℃前後、最低気温15℃前後。夏に関して言うと、日本と大きく違うところは、夏の熱帯夜に悩まされることがないこと。
ただ、電車の車内やレストランなどの公共の場は、クーラーの温度が日本とは比べ物にならないほど効きすぎているので、上に羽織るものを一枚持ち歩く方がベター。どうやらオーストラリア人の体感温度と日本人の体感温度が違うようです。
例えば、冬の早朝の寒い時間にも関わらず、半袖短パンのオーストラリア人男性や、足元がビーチサンダル(こちらではフリップフロップの愛称で親しまれています)の女性を見かけることもしばしば。そんな姿を見て、鳥肌が立つ思いをします。
寒暖の差が身に染みる日もありますが、シドニーは一年を通して過ごしやすい気候に恵まれていると言っていいでしょう。ですが、シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州でも場所によっては
乾燥によるブッシュファイアと呼ばれる大規模な山火事が起こります。
オーストラリア全土に言えることですが、やはり水は大切。それは私たちの身体にとっても。夏はもちろん、冬でも水分補給は欠かせません。常に水は持ち歩いて適度に補給を行うのが一番。乾燥で喉がイガイガすることもあります。とはいえ、シドニーの気候は日本のそれと劇的に違うわけではありません。
なので、気候が合わず苦労することは少ないのではないでしょうか。南半球にあるオーストラリアで日本とは真逆の季節を存分に楽しみたいです。個人的には、ホワイトクリスマスが恋しいのが本音。ちなみに、シドニー市内近郊で雪が降ることはありませんが、雪にまつわるウィンターイベントが市内で行われます。
0 件のコメント:
コメントを投稿