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3/06/2015

アメリカ 子供の遊び

アメリカでの子育て環境

私はアメリカでベビーシッターを少しの間していました。生まれも育ちも日本の私にとって、自分の子供時代、日本の現状と比べると、アメリカでの日々は驚きの連続でした。

まず感動したこととして、アメリカの公園はとても設備が整っているということです。特に子供の遊具が置いてあるプレイエリアはこまめに手入れがされています。というのも、裁判大国アメリカだからのようです。

訴訟(law suit)が起きないようにグラウンドにはウッドチップなどが敷き詰められるなど、子供の怪我が最小限に抑えられるよう設計されているそうです。ウッドチップは深さ何センチ以上、などとまで細かく決められています。親側としては安心して子供を遊ばせることが出来、とてもありがたいですよね。

また、アメリカの子供たちは一人で学校や習い事に行ったり、友達の家に遊びにいったりということが出来ません。

というのも、アメリカでは13歳未満の子供がひとりで行動することは法律違反であり、親が罰せられます。学校や習い事の送り迎えはもちろん、友達と遊ぶ時にも親、または大人の送り迎えが必要となります。

日本の子供のようにひとりで歩いてや自転車で行動することはもちろん出来ませんし、距離も離れていることが多いため、大抵車での送迎が必要となります。

子供同士で遊ぶ場合には、遊ぶ約束(play date)を親同士でセッティングすることが多いです。共働きが一般的なアメリカでは、子供の送り迎えだけでも結構大変なことですよね。

これが日本よりベビーシッターが普及している理由の一つだと思います。加えて、少しの間でも子供を車の中にひとりでおいていくことも法律違反とされます。そんなときとても便利なのがドライブスルーです。

マクドナルドなどはもちろん、ドーナツショップ、コーヒーショップ、クリーニング店、銀行、薬局、図書館の本の返却などまで、全て車から降りず、ドライブスルーで済ませることが出来ます。

最初は何もかもドライブスルーで済ませてしまうことに驚きを隠せませんでしたが、今となってはアメリカの合理的な国民性を感じています。

3/05/2015

アメリカ 子供教育

アメリカ 子供教育

生まれも育ちも日本の日本人女性がアメリカでママになる。海外で活躍する日本人ママの子育て価値観。アメリカで子供を育てるときの日本との違い。日本の教育方法は通じない?日本とアメリカのギャップに驚く子育て。

アメリカでは小さな頃から社交的?13歳未満の子供が一人で行動することの出来ないアメリカ。子供がデイケアや学校に通っていなければ必然的に子供と一緒にスーパーや銀行などに行くことになりますよね。

そこでは子供たちにとってのお楽しみが待ち受けています。スーパーや銀行ではステッカーやキャンディーなど、子供たちにおまけを用意してくれていることが多いのです。大きなクッキーを1枚、なんてこともあります。

おまけをもらえて子供たちが喜ぶのはもちろんですが、同時に「Thank you, ありがとう」を言う練習にもなりとても良い機会でもあると思います。これがアメリカの社交的な文化の原点になっているのでは、なんてさえ思ってしまいます。

また、アメリカでは見ず知らずの人にでも気軽に褒め言葉をかけます。これは子供も同じです。小さな子供でも「可愛いお洋服ね」「お利口さんね」と褒められればニコッと「ありがとう」と答えます。
アメリカでは挨拶みたいなものですよね。

きっとアメリカでは小さな頃からこのような環境で育ち、社交性を養っていくのでしょう。小さな子供が公園などで「素敵な髪型ね」「あなたの靴かわいいわ」なんて褒めてくれることもあります。

大人顔負けの社交性に驚かされるかもしれませんが、子供に負けず素直にお礼を伝えましょう。謙遜が美徳ともされる日本文化ですが、アメリカでは通用しないことを忘れてはいけませんね。

アメリカ 子供の歯

アメリカで子供の歯が抜けたら

子供の成長のひとつが歯の抜け替わりです。日本では子供の乳歯(baby teeth / baby tooth)が抜けたら、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根の上に投げる、というのが一つの文化ではないでしょうか。

今日の住宅事情で現在でもこのようにしている家庭が多いのかは少し疑問ですが、少なくとも私が子供のときには両親がそのようにしてくれていました。上の歯は下に、下の歯は上に向ってすくすく生えるように、という願いが込められています。

では、アメリカでは子供の歯が抜けたらどうしているのでしょう。まず、アメリカには歯を投げる、という習慣がありません。アメリカの子供たちは歯が抜けた日の夜、抜けた歯を枕の下に入れて寝ます。翌朝起きると枕の下からは歯がなくり、代わりにお金が置かれているのです。

1本につき、1-2ドルくらいが相場でしょうか。アメリカでは歯の妖精(tooth fairy)が夜中に歯を取りに来て、代わりにお金を置いて帰るとされています。さぁ、子供の歯が抜けた日は大人の出番です。くれぐれも忘れてしまった!なんてことのないように、しっかりと歯の妖精さんのお手伝いをしなくてはいけません。

子供には歯の妖精さんが持って帰りやすいように、袋に入れる、何かでくるむ、など工夫するように促すといいでしょう。

歯を入れる専用の枕(tooth fairy pillow)や専用の箱(tooth fairy box)なども色々売っているのでそれを用意するのもいいですし、子供と一緒に手作りしても楽しいでしょう。

ところで、歯の妖精たちは歯を集めて一体どうしているのでしょうか。私が聞いた話しでは、歯の妖精たちはサンタクロースに仕えている小人(Elf)たちと友人だそうです。

小人たちは毎年クリスマスに子供たちに贈るおもちゃを作っています。おもちゃのうちのひとつ、人形を作る時に歯の妖精たちが集めた歯が必要になるそうです。

子供たちから集めた歯を溶かし、そこから人形の歯を作っているんだそうです。この話しを聞いたときに少し気味悪くも思いましたが、あくまでもたくさんあるうちの一説だそうです。

歯の妖精に関する絵本、抜けた乳歯をどうするかという各国の文化の違いを書いた絵本などもアメリカでは多く出版されています。図書館や本屋で探し、日本の文化とアメリカの文化の両方を子供に教えてあげるのもいいですよね。

子供 バイリンガル

子供 バイリンガル

外国でバイリンガルに育てることって簡単なように思われていますが、実はけっこう大変なんです。アメリカで子育てに励むお母さんのご意見。

小さなバイリンガルの悩み

バイリンガル(bilingual)、英語が好きな人、英語を勉強している人なら誰もが憧れるのではないでしょうか。もちろん私もそのうちの一人です。そしてよく、「アメリカに住む日本人の子供はバイリンガルになれていいよね」なんて話も耳にします。

でも実際アメリカに住まれている方、アメリカで子育てされている方はそれが夢物語だということを身にしみて感じているのではないでしょうか。バイリンガル教育には想像以上の努力が必要になります。もちろんまわりの大人も大変ですが、子供だって大変なんです。

日本語の方が簡単、英語の方が簡単、など捉え方は子供それぞれです。それは育って来た環境など理由は様々だと思います。そんな中、彼らは小さいながらに日々脳みそをフル回転させ、日本語と英語のあいだで葛藤しているはずです。もちろん子供は言語を習得する際に、文法が、主語が、なんて考えているわけではありません。

聞いて、真似して、時には間違えて、と覚えていくものです。その過程で日本語と英語の違いという壁にいろいろと出くわすのです。例えば、「おいで!」と子供のことをお母さんが呼んでいます。子供は「今行くよ〜!」と答えるのが日本語ですよね。

でも英語だとどうでしょう。「Come here!」と呼ばれた子供は「I’m coming!」と答えるでしょう。でも日本語が強い子供は「I’m going!」と言ってしまうかもしれません。英語の得意な子供は「今来るよ〜!」といった答え方になってしまうかもしれません。

他に子供を混乱させるものと言えば、答え方の違いではないでしょうか。「おなかすいてないの?」と聞かれ、すいていなければ「うん。」と答えるのが日本語ですが、英語だと「Aren’t you hungry?」と聞かれ、すいていないのであれば「No.」と答えなければなりません。

日本語の感覚で「Yes.」と答えると「おなかがすいてる!」となってしまいますよね。書いているだけでも少し混乱してきそうですが、この感覚の違いがなかなか掴めない子供も多いのではないでしょうか。

ほんの一部を例に上げましたが、日本語と英語の違いで子供が混乱するのはもちろんのこと、それを説明するのもとても難しいものです。辞書や文法書の通りに教えても、もちろん子供には通じませんし、余計に混乱を招いてしまうだけでしょう。

最悪の場合にはどちらかの言語を嫌いになってしまうかもしれません。これにはまわりの大人たちが根気強く付き合っていくのが一番なのかもしれません。もちろん子供ですから間違うのは当たり前といえば当たり前です。一つの策としては、まわりの大人たちがしっかりとお手本になるような日本語、もしくは英語を話してあげることが有効なのではないでしょうか。

そう考えるとするならば、まわりの大人として、言葉遣いには一層気を付けないといけませんね。なんていったって子供は真似ることがとても大好きで、上手ですからね。

アメリカ 誕生日パーティー

アメリカ 誕生日パーティー

日本の誕生日会とは一風変わったアメリカのバースデーパーティーで楽しむコツ。子供だけではなく、大人も楽しめるアメリカのパーティー体験記。

アメリカでは日本と比べ、パーティーに招待されることが多くなると思います。それは小さな子供でも同じです。いくら主役が子供だと言っても、参加の返事、カードやプレゼントの用意、パーティー会場への送迎、など大人も大忙しです。主催側なら尚一層です。幼稚園に通いだす頃から、子供たちはパーティーにお呼ばれされることが多くなるのではないでしょうか。

やはり一番多いのが誕生日パーティーでしょう。招待の受け方も、直接誘われる、電話で誘われる、招待状を頂く、など様々ですが、招待状を頂くことが一番多いように思います。アメリカではカードを送ることが多く、子供たちも書いたり頂いたりする場面に多く出くわすでしょう。

アメリカのカード文化はスーパーなどのカード売り場を見れば一目瞭然で、種類の多さに選ぶだけでも一苦労です。なんて言ったって、カード専門店まであるくらいですから。

もし子供が誕生日パーティーの招待状を頂いたら、習い事や他のスケジュールを確認してすぐに返事をしましょう。カードの最期によく「R.S.V.P. by ○○」とありますが、「○月○日までにご返事下さい」という意味です。遅くてもその日までに参加の有無の返事をしましょう。

余談ですが、「R.S.V.P.」は英語ではなく、フランス語で「repondez s'il vous plaît(返事を下さい)」の略です。あとよく見かけるのが、「A.S.A.P.」ですよね。こちらは英語で「As soon as possible(できるだけ早く)」の略です。

誕生日パーティーの形式も様々です。レストランや家で行うのはもちろん、公園、プール、美容院、ぬいぐるみショップ、アミューズメントパーク、メジャーリーグのスタジアムなどと、どこででも出来るのでは、と招待されるたびに驚きの連続です。

リムジンを1台レンタルし、ドレスアップして映画に行く、なんていうアイディアもあります。これからの時期だと、「ハロウィーンのコスチュームを着て来て下さい」などと、ドレスコードがあるかもしれません。

お呼ばれされた場合には基本的にはプレゼントとバースデーカードを用意しましょう。「プレゼントには本を希望します」「プレゼントは不要です」なんていうリクエストが招待状に書かれていたりすることもありますので、そういったリクエストも見落とさないようにしましょう。

日本では当たり前に無料でしてもらえる「プレゼント包装」ですが、アメリカでは日本のようにどこでもしてくれるわけではありません。デパートなどでは別料金を払い、包装してもらうのが一般的なようです。そのため、自分でラッピング用紙やリボンを買い、自宅で包装する人も多いです。子供と一緒にラッピングをするのも楽しくていいですよね。

もし、自分の子供の誕生日パーティーを主催する場合は、ケーキや飲み物、食べ物を用意するのはもちろんのこと、参加してくれる子供の友人たちにお礼として持って帰ってもらうお土産(party favors / goodie bag)を人数分用意しましょう。中身は文房具、おかし、ステッカー、タトゥー(水で濡らしてつけるもの)などが入っていることが多いです。パーティーのテーマを決め、招待状、ドレスコード、ケーキ、お土産などを統一すると楽しいでしょう。

そして、頂いたプレゼントをその場で空ける時間を忘れずに作って下さい。 みんなの前でプレゼントをびりびり開け、その場で喜びとお礼を伝えましょう。ラッピングはびりびり開けるのが礼儀ですので、くれぐれも日本のように丁寧に開けないように気を付けましょう。

また、主役はあくまでも子供ですが、付き添いで大人も多く集まるので、クラッカー、チーズ、ディップなど、大人向けの軽食も用意しておくと喜ばれます。

誕生日パーティーのゲームと言えば、やはり定番のピニャータは子供たちに喜ばれ、盛り上がること間違いいなしです。紙で出来たくす玉のようなものの中にお菓子をたくさん詰め天井などから吊るし、子供たちは目隠しをして棒でピニャータをたたき割ります。

日本のスイカ割りに少し似ていますよね。ピニャータが割れるにつれ、お菓子がパラパラと落ちてくるのです。そのお菓子もお土産として子供たちに振る舞われます。

お菓子が出だすと子供たちが競って拾い始めますが、一方では棒を懸命に振り回してる子供もいますので、大人はしっかり注意を払わなくてはいけません。ピニャータはパーティーグッズのお店で売っています。パーティーのテーマに合ったものを用意すると子供たちもさらに盛り上がることでしょう。

いくら子供が主役と言えど、パーティー文化を持ったアメリカ、盛大に派手にお祝いすることが多いようです。大人は付き添いですが、親同士の親交を深める良い機会でもありますので、一緒に楽しんでしまいましょう。誕生日パーティーがきっかけで親同士も仲良くなり、今度遊びましょう(play date)なんてことも多いです。