アメリカでの子育て環境
私はアメリカでベビーシッターを少しの間していました。生まれも育ちも日本の私にとって、自分の子供時代、日本の現状と比べると、アメリカでの日々は驚きの連続でした。
まず感動したこととして、アメリカの公園はとても設備が整っているということです。特に子供の遊具が置いてあるプレイエリアはこまめに手入れがされています。というのも、裁判大国アメリカだからのようです。
訴訟(law suit)が起きないようにグラウンドにはウッドチップなどが敷き詰められるなど、子供の怪我が最小限に抑えられるよう設計されているそうです。ウッドチップは深さ何センチ以上、などとまで細かく決められています。親側としては安心して子供を遊ばせることが出来、とてもありがたいですよね。
また、アメリカの子供たちは一人で学校や習い事に行ったり、友達の家に遊びにいったりということが出来ません。
というのも、アメリカでは13歳未満の子供がひとりで行動することは法律違反であり、親が罰せられます。学校や習い事の送り迎えはもちろん、友達と遊ぶ時にも親、または大人の送り迎えが必要となります。
日本の子供のようにひとりで歩いてや自転車で行動することはもちろん出来ませんし、距離も離れていることが多いため、大抵車での送迎が必要となります。
子供同士で遊ぶ場合には、遊ぶ約束(play date)を親同士でセッティングすることが多いです。共働きが一般的なアメリカでは、子供の送り迎えだけでも結構大変なことですよね。
これが日本よりベビーシッターが普及している理由の一つだと思います。加えて、少しの間でも子供を車の中にひとりでおいていくことも法律違反とされます。そんなときとても便利なのがドライブスルーです。
マクドナルドなどはもちろん、ドーナツショップ、コーヒーショップ、クリーニング店、銀行、薬局、図書館の本の返却などまで、全て車から降りず、ドライブスルーで済ませることが出来ます。
最初は何もかもドライブスルーで済ませてしまうことに驚きを隠せませんでしたが、今となってはアメリカの合理的な国民性を感じています。
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