ナバホ インディアン
アメリカの先住民、ナバホ族のインディアンが多く住むアリゾナに観光に行きました。
アリゾナのインディアングッズがもりだくさんのスコッツデールのダウンタウンに潜入しました。ネイティブアメリカンの一部族、ナバホ族の方が作った手作りの商品です。
ネイティブアメリカングッズの絵は、ナバホ族のインディアンであるシーマンによって描かれました。絵は病気をスピリチュアル的に治す、古代の薬、処方箋などが描かれているそうです。
インディアングッズに様々な色が使われていますが、この色は自然からカラーリングしたものです。このアートワークを作りながら、最低4ヶ月間へき地で過ごします。
ネイティブインディアンは、色のある石を砕いて粉上にし、接着剤をつけた板にまぶし、余計な粉は払い落とし、色付けしています。インディアンアートが描かれている板は、山から集めてきた堆積岩タイプの石です。
現代では交通の手段も発達したので、古代と比べるとより多くの石を集めることができるため、より多くの色ができるそうです。写真で見える美しい青色はターコイズです。
インディアングッズの裏にはインディアン部族、祖先の物語、出来事について書かれています。昔は、インディアン特有の言語で書かれていたそうです。インディアンだけが商品の裏に文字を書くことが許されているそうです。
多くの人が、ネイティブアメリカンのグッズを見ると絵がかわいいからという理由で買ったりしますが、ただ単に絵だけではなくて、ちゃんとした意味があるそうです。通常、部族のシーマンによって習う技らしいです。
アリゾナはインディアンが多く住む場所だけあってインディアンショップがたくさんありました。アリゾナのインディアン民族にはナバホ、ホピ、ピマ民族がいます。
アリゾナのとあるナバホ族が多く住む町のインディアンショップの外側に飾られているのはインディアンジュエリーです。インディアンのネックレスがたくさんありました。中でもターコイズのネックレスはいかにもインディアンっぽい感じが出ています。
もちろんインディアンの方がお店を運営していたので、ちょっとお話を伺ったところ、すべてナバホ族のインディアンの方が作られた手作りのインディアンジュエリー、ネイティブアメリカン,アクセサリーらしいです。
下記の左の写真はインディアンの木彫りです。2人ともターコイズのアクセサリーをつけているように見えます。右の写真はインディアンアクセサリーショップの看板がかわいかったので記念に写真を撮りました。
インディアンは別名ネイティブアメリカンと呼ばれ、ネイティブアメリカンが昔住んでいた家を再現した場所におじゃましました。このネイティブアメリカンの民族はホピだそうです。ホピのインディアンの人々はこのわらで作ったような家が典型的な家だったそうです。
今ではアメリカンインディアンは近代化し、一般のアメリカ人と変わらない家に住んでいますが、こういう歴史的な遺跡を見るものは楽しいものです。インディアングッズは、ナバホやホピ族などのインディアン文化を教えてくれます。
アリゾナでは路上でインディアングッズを売っている人を見かけるかもしれませんが、本物のインディアングッズである保障はないみたいです。信頼のおけるインディアンショップでは安心して買えるそうです。
アリゾナ州南部の街、ツーソンはインディアン雑貨のメインの街であり、ナバホのじゅうたんやホピのカチーナ、ズーニー好きの人、インディアンの手作りのバスケットなどが見られます。同じアリゾナ州内でもツーソンの方がスコッツデールやセドナよりも土地が安い分、ネイティブアメリカン雑貨が安く買えるみたいです。
7月には、インディアングッズを売りにアメリカ南西の州に住むナバホとホピ族の職人がアリゾナにやってきます。北アリゾナ博物館で年2回大規模な芸術、文化のフェスティバルが行われ、その際に売っています。
アリゾナのインディアン、パイ族の年配の方たちが作るバスケットはとても値のいいコレクションです。今日ではごく少数のインディアンが作っています。パイ族の土地ではごく少数、お店に残っており、お店に置くことなくバスケットや工芸品を作っている方もいるみたいですが、めったにお目にかかれないです。お店や、ホテル、レストラン、カジノのお土産店で見られることがあります。
1930年代以降、アリゾナのインディアン、ホピ族がとても個性的なジュエリーを作ってきました。ホピのインディアンジュエリーの模様は15世紀の陶器のデザインをもとにし、シルバーを使いナンペヨ風のきれいで洗練された見かけが特徴です。
インディアンジュエリーの形は丸くなめらかで、動物の形や雲、雨の模様、カチーナ、一族のシンボルなど古代のモチーフを使っています。2片の金属部分が切られて結合され、トップはイメージを示し、ボトムは酸化し、ざらざらしています。トップは磨かれ、大抵は光沢のない仕上がりになります。
それらはネイティブアメリカンのファインジュエリーとして知られ、ホピの職人が作りました。シルバーや、ゴールド、創造できる限りのストーンを使い、伝統的かつ創意に富んだデザインに仕上がっています。
ジュエリー工房の最高品は現地のお店よりもアリゾナのミュージアムやギャラリーで見つけられるでしょう。インディアンの高級芸術品には職人の名前と一族の印、村名まで書いてあります。
第2者から買う場合は、信頼性と宝石の原石の詳細を尋ねましょう。
アリゾナ インディアン おみやげ
ホピ族のカチーナ人形: ホピ族にとってカチーナは万物に宿る精霊で、その数は動物、植物、雨など400種類以上あると言われます。通常は目に見えない精霊が、仮面や頭飾り、衣装などを身に着けて踊るカチーナの儀式や、カチーナ人形を通して現れます。
カチーナ人形は特に有名で、単に人形として又は教育のために少女達に贈られます。しかし今ではホピ族以外の職人達がカチーナ人形を作り、その多くを外部の人々へ売っています。ホピ族の作るカチーナは複雑に彫られた後染色され、常にハコヤナギの木の根から作られます。一方偽物はたいてい彫りがもっと雑で、素材にも他のものが使われています。
本物のカチーナ人形を比較的安く手に入れたいならば、ホピ・メサ内の職人から直接、もしくは小さいお店から購入することをお勧めします。最も小さなカチーナ人形は50ドル程から売られており、更に大きなものや凝った作りのものになると500ドル以上するでしょう。
ホピ族の銀製品・オーバーレイ: ホピ族の作る銀製品はオーバーレイと呼ばれ、1950年代中頃に始まった比較的新しい技術です。オーバーレイはその名の通り、2枚の銀板のうち1枚目に繊細な模様を付けて切り抜き、それを2枚目の板に貼り合わせます。2枚目の板は1枚目とほぼ同じ大きさですが少し薄めです。その2枚の銀板を酸化させた後、上の板のみ研磨します。
そうすることによって下側の黒い板とのコントラストが引き立つのです。その裏面には純銀製品の印と共に、職人の名前や一族の象徴なども刻印されることもあります。最近の若手の職人は金を使用することもあり、その場合はもちろん純銀の刻印はありません。
この2層の銀板はイヤリングから時計のバンド、そしてベルトのバックルなど様々な装飾品に施されますが、ホピ族の宇宙観に基づくデザイン同様、大変変化に富んでいます。オーバーレイを買うならホピ・メサが一番ですが、アリゾナ州内大抵どこでも状態の良い品物を見つけることが出来るでしょう。価格ですが、シンプルなイヤリングのセットなら15ドルくらいからあり、そこからさらに値段は上がります。
ナバホ族の織物: 300年の歴史を誇るナバホ族の織物は彼らの祖先が育んできた文化の指標です。19世紀に西洋の商人達がこの織物のデザインに影響を与え、西洋人に良く売れる模様を作るようナバホ族に働きかけました。今日見られる特徴的なデザインの名前の多くは、そのデザインが生まれた各トレーディングポストに由来しています。それには、トゥー・グレイ・ヒルズ、クリスタル、そしてガナド・レッドなどがあります。
ナバホ族の織物には様々な色が使われ、その模様の多くが抽象的で大変装飾効果があります。ある織物はイェイと呼ばれる神々を表す細長い模様に織られています。また別の織物には、ナバホ族の踊り子達がイェイの精霊に扮するイェイビチェイが描かれています。
ナバホ居住区での生活が表現された織物もあり、例えばピックアップトラックから自動販売機までのような様々な情景が描かれています。本物にはお金を掛ける人が多いように、ナバホ族の織物も350ドルくらいから数千ドルくらいまでの値が付きます。大きなアンティークの織物の場合、最高2,500ドル程まで上がります。
今やこの織物はナバホ族による偉大な芸術として賞賛されていますが、皮肉なことに、高い技術を持つ職人達はほとんど残っていません。ナバホ族の若者の大半が織物を捨て、もっと儲けのある職業へと移行しているのです。
ガナドにあるハベル・トレーディングポストとグランドキャニオン付近のキャメロン・トレーディングポスト、そしてセドナにあるガーランズ・ナバホ・ラグズで販売されている織物は確かな品質で、幅広い選択肢があります。
ナバホ族の銀製品: ナバホ族の銀細工は、非常に価値のあるターコイズをネックレスやベルトなどの装飾品に組み込むための手段として、 19世紀の中頃に始まりました。最近では幅広のブレスレッド、ベルトのバックル、スカッシュ・ブロッサム・ネックレス(馬の足型のペンダント)など多くのものにターコイズが組み込まれており、サンゴも使用されることもあります。
飾りのないシルバーコンチャのベルト、イヤリング、そしてブレスレットにも繊細な模様が施されているものもあります。ナバホ族の銀製品はホピ族のそれと異なり単層で、特にアンティークには縄編み状のものも良く見かけられます。ナバホ族の居住区内のトレーディングポストや民芸品店でなら、大抵どこでも良い品物を見つけられることでしょう。
たくさんのターコイズが埋められたやや古めの装飾品は、フラッグスタッフ、ウィンスロー、そしてホルブルックのような町にあるネイティブアメリカン居住区近くで売られています。郊外のネイティブアメリカンの民芸品店にもかなり優れた作品の数々があります。
値段は幅があり、小さなイヤリングで約20ドル、そしてさらに大きな作品になると数千ドルを超えるでしょう。新作を選ぶ際、職人の名前や(インクで書かれていることもあります)、純銀の刻印があることを確認しましょう。アンティークの作品はそれらの刻印はないかもしれません。
ズニ族の彫刻(フェティッシュ):フェティッシュは護符やお守りのようなもので、アメリカ南西部の全部族により使われています。特にズニ族はフェティッシュを彫る技術において有名です。ズニ族はニューメキシコのプエブロ族の一族で、ホピ族に深く関連があります。
伝説によると、マウンテンライオン、熊、アナグマ、狼、ワシ、モグラのような動物は守りや癒しの力を持ち、精神世界と現世とを結ぶ伝達者として仕えたそうです。ズニ族はこれをミラグロと呼び、ミラクル、奇跡という意味があります。
手、足、目、心臓、その他の体の部分を模した安い小さなフェティッシュもあり、よく75セントほどで売られています。メキシコや南アリゾナでは、信仰的な民族芸術作品の中に取り込まれているミラグロを見かけることもあるかもしれません。
ピニャータ: アステカ族の時代以降数世紀にも渡って、ピニャータはヒスパニック系の祝い事には欠かせないものとなってきました。子供達にとっては良いエネルギーの発散になるこのピニャータは
中が空洞のもろい彫像で、その中にはキャンディーやおもちゃが詰められます。
子供達は目隠しをして何度か回転させられ、棒でピニャータを叩き割ろうとします。最近ではピニャータは他の文化においても人気があり、あのホールマークでさえピニャータ商品を出しているほか、ハヌカ用のものもあります。
もし真正のピニャータが欲しい場合、メキシコや、南アリゾナのメキシコ系アメリカ人が多く住む地域へ行ってみると良いでしょう。ノガレスの露店をくまなく探すか、フェニックスやツーソンのイエローページで「パーティー用品」の項を探してみてください。
ピニャ-タは典型的なロバのものから、漫画の登場人物のものまで様々な形があります。そして特注で作ってもらうこともできます。かつて、1957年式シボレーのピンクのオープンカー型のピニャータを見たことがあります。ギネスブックの世界新記録には高さ27フィート、重さ10,000ポンドのピニャータが載っていますが、ほとんどのものは運びやすく値段も手ごろです。
値段はメキシコでは8ドルくらい、アメリカでは15ドルくらいからで、もちろん先に述べたようなシボレーのオープンカーのような特別なものはかなりの額になることでしょう。ピニャータは少しかさ張るものもありますが、小さめのものもあります。子供達が家で壊していい物なんて、ピニャータ以外にはまずないことでしょう。
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