3/04/2015

アリゾナ インディアン

アリゾナの先住民

アリゾナにいる近代のインディアンの先祖は、さかのぼること千年以上前、アリゾナを占領していたシナグア族、アナサジ族、モゴヨン族、そして“消えた人たち”という意味を持つホホカム族にあたります。さらにそこから言語学的観点により、初期住民であったユマ族、ピマ族、アパッチ族、ホピ族、ナバホ族、南パイユート族に分けられます。

西暦1600年まで、アリゾナの先住民たちは、先祖代々の領地を環境に適応した狩猟、集会、洪水に合わせた農業をおこなうことで繁栄してきました。ところがヨーロッパからの移民がインディアンの生活様式に悲劇を招きました。19世紀末に先住民、インディアンのほとんどがアメリカ立法府の命令によりインディアン保留地に移らざるをえなくなりました。

今日、17部族、およそ20万人のインディアンが2000万エーカーほど(アリゾナの総面積のおよそ27%)にわたる20の保留地に住んでいます。以下がアリゾナの先住民と、彼らが現在も居住する先祖代々の土地です。

アメリカの先住民族、インディアンが多く住むアリゾナを観光しました。日本では見ることができないアリゾナ特有のインディアンのお店めぐりを楽しみました。

アリゾナ北部

インディアンの部族名とその意味、各部族のアリゾナの居住地区を表しています。

カイバブ パイユート族, 人、インディアンの意味を持つ―アリゾナストリップに居住

ホピ族, かしこく物知りである―First Mesa(ファースト・メサ)、Second Mesa(セカンド・メサ)、Third
Mesa(サード・メサ)に居住

ナバホ族, 人々の意味を持つ―ホピ族を取り囲むようにコロラド高原に居住

ハバスパイ族, 青緑の水の人々という意味を持つ―グランドキャニオン西部のハバスクリークとカタラクトキャニオンの合流点付近に居住

ワラパイ族, ポンデローサ松の木の人々という意味を持つ―ピーチスプリングとグランドキャニオン西部の南部に居住

アリゾナ中心部

モハビ族、川沿いに住む人々という意味を持つ―コロラド川下流に居住

チェマウェビ族、常に移動を繰り返している民族―元来のモハビ砂漠から今はコロラド川下流に居住

ヤバパイ族―プレスコット、ウ゛ェルデバリー、ウ゛ェルデリバーに居住

アパッチ族―ホワイトマウンテン、サンカルロスに居住

アリゾナ南部

ココパ族、気高く気取った人々―ユマ居住

パパゴ族、砂漠の人々という意味―南西部の砂漠に居住、サンドパパゴ(砂の民)とも呼ばれる

ピマ族、川の人々という意味を持つ―ヒラ川に居住

マリコパ族、ヒラ川に居住

ケチャン族、全ての人の子孫の意味を持つ―コロラド川下流に居住

ヤキ族―メキシコはソノラのリオヤキ地区より来た民族で、ツーソンのバリオスアンドプエブロ、マラナ、グアダルーペに居住

1854年のガズデン購入地域より前は、ヒラ川南部のほとんどの土地がメキシコの一部であり、メキシカンやパパゴインディアンたちが住んでいました。

ところが6月24日の条約によってアメリカ合衆国が45535平方マイル―1000万ドル相当―を得ました。そして27305平方マイルが最終的にはアリゾナの一部になったのです。メキシコの先住民がアリゾナ州の人々になったでしょう。

メキシコの代々のファミリーたちが、ガズデン購入地域の前からずっと育ってきたツーソンほど、メキシコの歴史的遺産の例が豊かな場所はないでしょう。ある観光客がネイティブツーソンの人の返答に困惑しました。

観光客曰く、 「あなたはメキシコのどこからきたの、アミーゴ?」 ネイティブツーソンの人はこう答えます。 「君が今、立っているまさにここだよ。」

アリゾナ インディアン観光

紀元200年から紀元1300年の間、インディアン, 別名ネイティブアメリカンの部族は北米をほぼ支配しており、土地を徘徊する動物とのみ共存していました。アリゾナではいたるところでインディアン文化と触れ合うことができます。

アメリンド・ファンデーション博物館, Amerind Foundation Museum, Dragoon:
アリゾナ州ベンソン, 2100 N Amerind Rd. Benson, AZ 85602

小規模で眺めの良い場所にある博物館が好みならば、インディアンによるこの小さな工芸品の所蔵品は見逃せません。

ハード博物館, The Heard Museum:
アリゾナ州フェニックスのダウンタウン 2301 N. Central Ave. Phoenix, AZ 85004

歴史のある展示物に加えて、現代のインディアンの作品も展示されている世界有数の博物館です。特にアメリカ南西部の先住民文化に興味がある人には必見の場所です。

モンテズマ城国定公園, Montezuma Castle National Monument: アリゾナ州リムロック, 5525 E Beaver Creek Rd. Rimrock, AZ 86335

ハイウェイ17から簡単な回り道をして行きます。良く保存された古代アパートのような2つの家と、その近くにある青く輝くまばゆいばかりの湧水源泉のプールの光景が見えてくると、回り道をして来た甲斐があったと思えるのです。

キャニオン・デ・シェイ国定公園, Canyon de Chelly National Momument:
アリゾナ州, Chinle, AZ

この壮大な渓谷はナバホ族の居留区にあり、その昔はプエブロ族の祖先が住んでいました。
ホピ・メサ, Hopi Mesas: アリゾナ州ファースト、セカンド、サードメサ, First, Second,Third Mesa, AZ
ホピ族は何世紀も前に彼らの祖先が定住した3つのメサに住んでいます。正に歴史の現存と言えるでしょう。

カーサグランデ遺跡国定モニュメント, Casa Grande Ruins National Monument
アリゾナ州クーリッジ, 1100 W Ruins Dr, Coolidge, AZ 85128

インディアンの遺跡としてアリゾナ最大級とはいかないまでも、最もとらえどころのない遺跡の一つと言えます。「あの高い建物はいったい何?」「どうしてあんなにたくさんの炉があるの?」

ウォルナット・キャニオン国定公園, Walnut Canyon National Monument
アリゾナ州フラッグスタッフ, Walnut Canyon Road #3 Flagstaff, AZ 86004

美しいピニー渓谷に位置する、手付かずのシナグア遺跡に登るチャンスです。

北アリゾナ博物館, Museum of Northern Arizona
アリゾナ州フラッグスタッフ, 3101 N Fort Valley Rd. Flagstaff, AZ 86001

この建物はとても歴史があり、コロラド高地に住むインディアン,ネイティブ・アメリカンが紹介されています。そしてここでは毎年夏に素晴らしいネイティブアメリカンマーケットが開催されています。

アリゾナ インディアン料理

アリゾナのインディアン、別名ネイティブアメリカンのお宅にお呼ばれされたときの食事の写真です。アリゾナに住むネイティブアメリカンの方が料理した本物のネイティブアメリカン料理です。

伝統的なネイティブアメリカン料理で、まず最初に紹介するのはフライドブレッド,fried breadと呼ばれる手作りのパンです。小麦粉をメインに混ぜたものをキャノーラ油で揚げたものです。できたてほやほやのパンの匂いはよく、とてもやわらかくておいしかったです。

このパンは豆やチーズ、レタスとトマトをトッピングするとピマ族のタコになり、作られた場所によってはナバホのタコ、ホピのタコ、あるいは単にインディアンのタコになるらしいです。

サーモンをグリルで焼いた後、サルサを上にのせた料理は、日本料理のような鮭の塩焼きという感じではないです。同じ食材でも日本人とネイティブアメリカンが作ると違った一品になるからおもしろいです。

インディアン料理はサラダとズッキーニ、インディアン特性のご飯、バッファロー、そしてサルサがかかっているサーモンです。インディアン料理のごはんは何種類かのごはんがミックスされていて、細長く、割と固めでした。バッファローとは野牛のことで、インディアンが昔から食べ続けてきた動物です。

アリゾナにはインディアンの方がたくさん住んでおり、こういったインディアン文化を体験できる機会に感謝しています。

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